第12回天文宇宙検定を受験しました。

4級から1級まであり、それぞれの範囲は以下の通りです。
○1級 天文宇宙博士
理工系大学で学ぶ程度の天文学知識を基本とし、天文関連時事問題や天文関連の教養力を試したい方を対象
○2級 銀河博士
高校生が学ぶ程度の天文学知識を基本とし、天文学の歴史や時事問題等を学びたい方を対象
○3級 星空博士
中学生で学ぶ程度の天文学知識を基本とし、星座や暦などの教養を身につけたい方を対象
○4級 星博士ジュニア
小学生が学ぶ程度の天文学知識を基本とし、天体観測や宇宙についての基礎的知識を得たい方を対象
テキストを買ったのが10月11日で試験日は11月21日でした。高校生が学ぶ程度の天文学知識を基本とし……というところが適当ではないかと考えて2級を受験したのですが、これがぜんぜん歯が立ちませんでした。試験範囲広すぎで、勉強が追いつかなかったのが敗因です。
試験範囲ですが、テキストによると以下の通りです。
- 宇宙論 ここがいちばん好きな分野
- 量子論 わからないなりに好きな分野
- 恒星天文学 偏りがあるがまあ好きな分野
- 惑星学 うーん……得意ではない分野かな
- 観測天体学 空を見ても何が何やらなのでここがいちばん苦手分野
- 天文学史 これはサッパリわからない
- 宇宙工学 これもほぼサッパリわからないかな
- 宇宙生物学 これは興味ありもあんまり知識無い分野
つまり、半分くらい興味があって、半分くらいは興味ナシという感じなんですよね。特に歴史関係と天文観測関係がわからないのが痛い。夏の大三角のみっつを言えないくらいには、星の名前がわかりません。星雲はアンドロメダしか知りません。望遠鏡を発明したのは誰かわかりませんし江戸時代よりももっと前の日食の記録が残されてるなんて知りませんでしたよ。というようなレベルで、とてもこのへんは一か月でどうにかなるものではありませんでした。
というわけで、試験当日、試験開始から15分くらいですでに敗北モード……でも最後まで全知力と気力と運を振り絞り、ちゃんとぜんぶマークしてきました。その結果は
49/100点
半分くらいは当たってるかー、という試験後の感触通り、ほぼ半分が当たりましたよ。ちなみに合格ラインは70点。全然届く気配もありません。
試験の振り返りですが、2級のテキストをしっかり勉強すれば合格する、というものではありませんでした。

2級のテキストは、基本的には4~3級の内容を踏まえてということで書いてあるようです。ですから、いきなりゼロの状態から2級のテキストを丸暗記で試験に臨んでも、3級や4級の知識が問われたらまったく答えられないということになります。しっかり基礎からやらないとダメだということですね。勉強あるあるです……
それと、僕にとっては悪問というか一般的にはヒネった問題が出まして、安倍晴明の居宅は御所から見てどっちの方角か、という問題はヤマカン以外で答えた人がいるんでしょうか? Wikipediaではその記述はありませんが、ググると屋敷跡の位置は特定できるので、あとは御所の位置から見て京都ブライトンホテルがどちらの方角か知っていれば、という問題です。京都人でもないとわからない問題なんじゃないかなと思うのですが天文ファンだとわかるのかな? それと、毎回、問題に誤りがあるようで、今回も試験前に訂正があって、さらに回答速報ではまた訂正が入ってました。公的な試験ではないのですが、それなりに受験者数も多い試験のようなので、しっかりやってもらいたいなあと思いました。
不合格通知を受け取った今、次回は合格したいぞという気持ちがもちろんありますが、試験勉強というよりも宇宙が好きだという気持ちを大事に、これからも日々勉強を積み重ねていこうと思います。ただ、試験の結果を受け止めて、苦手分野もちゃんと勉強しようと思います。
コメント